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身(体)・口(食)・意(心)の三つの業をつつしむ、精進潔斎(しょうじんけっさい)のことを斎といいます。
仏教の場合では肉食を禁じ、作法に従った僧家の食事を“斎”といいます。
後になって法事に招いた僧への食事や仏事の際の食事も「お斎」というようになり、それがいつしか法事そのものを「お斎」ともいうようになりました。
会葬礼状・挨拶状・喪中ハガキ等の文面に句読点を打たないのは相手に対する礼儀なのです。
もともと、日本には文書に句読点を入れるという習慣はありませんでした。
句読点の入った文書が見受けられるようになるのは明治三十年代になってからのことで、西洋でのコンマやピリオドを入れる習慣から、句読点が使われるようになったと言われています。
では、なぜ句読点を使うようになったのかといいますと、中国の漢文に関係があるそうです。漢文を読むには「レ点」「一・二点」「上・中・下点」といった「返り点(符号)」がよく使われます。しかし、勉強することによってこれらがなくても読めるようになります。つまり、「符号を使う人は学のない人」と思われるようになりました。
ですから、目上の方に送る文書に、句読点を打たないのは相手に敬意を表すためなのです。