60歳からの保険の注意点は?保険の見直しポイントも解説!

公開日:

最終更新日:

葬儀保険「千の風」のコラムのページをご覧いただきありがとうございます。

健康への不安が高まりがちな60歳以降、保険について迷う方は少なくありません。

本記事では、60歳以降の保険に関する実態や加入すべき保険の種類や注意点、見直しのポイントなどについて解説します。

60歳からの保険に関する実態

まず、60歳からの保険に関する実態について見ていきましょう。

60代の受療率

厚生労働省のデータによると、人口10万に対して全国の受療率は入院が960、外来が5,658です。

年齢階級別にみると、60~64歳は入院が895、外来が6,113であり、65~69歳では入院が1,207、外来が7,951と年齢を重ねるにしたがって受療率が増加していることが分かります。

年齢階級 入院 外来
総数 総数
総数 960 910 1,007 5,658 4,971 6,308
60~64 895 1,064 730 6,113 5,509 6,702
65~69 1,207 1,444 983 7,951 7,369 8,500
出典:厚生労働省「令和2年 患者調査」

60歳から高まるリスク

60歳を過ぎてからは、老化の影響でさまざまなリスクが高まります。例えば、がんや心疾患、脳疾患などの病気には特に注意が必要です。

また、自分ではしっかりしているつもりでも、判断力や筋力が低下することにより、認知症、不慮の事故やケガなどのリスクも高まるでしょう。

免疫力や自然治癒力が低下するため、死亡リスクも高まります。もちろん、本人だけでなく、配偶者に関しても同じようなリスクが考えられるため、介護についても考えておかなければなりません。

60代の保険加入率

このように、さまざまなリスクが高まる60代の内、どれくらいの割合で保険に加入しているのでしょうか。

生命保険文化センターのデータによれば、全体で男性が77.6%、女性が81.5%という割合になっていますが、60代は男性が85.8%、女性が86.5%と男女ともに高い割合で保険に加入しています。

出典:生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/2022(令和4)年度

60代の保険料の相場

次に、60代で加入している保険料の相場について見ていきましょう。

生命保険文化センターのデータを見ると、全体では年間払込保険料が12万円未満というケースが最も多く19.3%、次いで12~24万円未満が17.6%、24~36万円未満が16%となっております。

そして、60~64歳では12万円未満が19.1%、12~24万円未満が16.4%、24~36万円未満が16.7%であり、65~69歳ではそれぞれ17%、16.7%、14%です。このことから60代の保険料の相場は月額1~3万円以内に抑えているケースが半数以上を占めていることが分かるでしょう。

ただし、平均値で見た場合は全体では年額37万円となっているのに対し、60~64歳では38万円、65~69歳では43.6万円と徐々に金額が増えています。

サンプル数 12万円未満 12~24万円未満 24~36万円未満 36~48万円未満 48~60万円未満 60~72万円未満 72~84万円未満 84万円以上 不明 平均値
合計 3,591 19.3 17.6 16.0 9.3 6.4 4.7 2.5 5.4 18.8 371.2
【世帯主年齢別】
60~64歳 329 19.1 16.4 16.7 7.3 7.3 6.4 3.6 6.1 17.0 384.3
65~69歳 407 17.0 16.7 14.0 8.4 5.7 4.4 2.0 5.9 26.0 436.1
出典:生命保険文化センター「2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」

60歳から加入を検討すべき保険の種類

60歳からはどのような保険への加入を検討すればよいのでしょうか。ここでは、優先的に検討したい保険の種類について見ていきましょう。

まず検討しておきたいのが、死亡保険です。被保険者が死亡、もしくは高度障害状態になったときに保険金が支払われるため、自身の葬儀費用や残された遺族への費用、介護費用などでまとまった資金が必要なときに非常に役立ちます。

次に見ておきたいのが、医療保険です。60歳から病気やけがで入院や手術をする可能性が高くなることを考えると、増えていく医療費の負担に対する備えをしておくに越したことはありません。

もちろん、高額療養費制度や保険適用で負担を減らすことはできますが、差額ベッド代や入院中の食事代など公的医療保険の対象外となるものも多いため、保険でカバーする必要があります。

同様に罹患率が高く、公的医療保険の対象外となる先進治療を受けることが多いがんについては、がん保険の加入を検討することをおすすめします。

がんは長期的に通院治療を受けることも多いため、一時金だけでなく入院や手術、通院の給付金が充実しているものを探すとよいでしょう。

この他にも、日常生活でけがをしたときに保険金が支払われる傷害保険、介護が必要になったときに一時金や年金が支払われる介護保険なども60歳から検討すべき保険です。

60歳から保険に加入するときの注意点

60歳から新たに保険に加入する場合、いくつか気を付けておきたい点があります。ここで、具体的に見ていきましょう。

保険料が高くなることがある

一般的に、保険料は若く持病がない方ほど安く設定されています。逆にいえば、年齢を重ねるごとに死亡のリスクが高くなるため、保険料が高くなる傾向にあるということです。

老いを感じるようになると、できるだけあれもこれもと保障を加えたくなりがちですが、現役時代に比べると収入が減少する方が多い中、毎月の保険料は大きな負担となりかねません。

きちんと見積もりを取り、自分で払える金額か確認しましょう。

健康状態によっては保険に加入ができない場合がある

保険は誰でも加入できるとは限りません。特に生命保険の場合、高齢になるほど病気や死亡のリスクが高まるため、年齢では条件を満たしていても、既往歴や手術の有無、持病などの健康状態によっては加入ができない可能性があります。

健康なときに加入していれば問題ありませんが、新たに保険に加入する場合には、加入条件がどうなっているのかを前もって確認しておきましょう。

なお、保険によっては既往歴があっても加入できる商品もあります。一般的な保険と比べて保険料が割高になりますが、そちらも検討してみるとよいでしょう。

解約返戻金が返還されないことがある

払った保険料の一部が戻ってくる解約返戻金は、一定期間保険料を支払い続けることで発生します。

若いうちから加入していた場合ならばともかく、60代に新規で保険に加入した場合、高額の返戻金は期待できないでしょう。

契約期間が20~30年の商品であれば、満期が来る前に被保険者が亡くなる可能性もあります。

その場合は中途解約扱いになり、解約金が返還されないこともありますので注意が必要です。

60歳の保険の見直しポイント

ここでは60歳以降、保険を見直す際のポイントについて見ていきましょう。

保険の内容を見直す

年齢や健康状態、家族構成などによって必要な保障などは変わってきます。例えば、子供が独立すれば死亡保険金はそれほど高額である必要がなくなりますし、退職したあとは収入保障の必要性は低下します。

病気がちになれば、一度にまとまった金額の保険金を受け取るよりも継続的な支払いがあるほうが望ましいですし、保障期間も長いに越したことはありません。

今の自分に合っている商品なのか、定期的に保障内容や保障期間、保険料、保険金の額などを確認しましょう。

支払条件を確認する

60歳からは、保険金などを請求する可能性が高くなります。いざというときにスムーズに手続きが進められるように、どのような条件下で保険金や一時金が支払われるのかを確認しておきましょう。

過剰保障になっていないか確認する

60歳からはただでさえ保険料が高くなりがちですので、保障内容は厳選する必要があります。

過剰な保障や重複した保障はできるだけ削って、そのときの自分にあった保障内容にすることが大切です。

ライフスタイルの変化に応じて見直す

日本では60代は定年を迎える方も多く、収入やライフスタイルが大きく変化しやすい時期です。

必要な保障内容や払える保険料にも変化が出てくるため、ライフスタイルに応じて保険を見直すとよいでしょう。

葬儀費用が不安の方には葬儀保険「千の風」がおすすめ

60歳からの保険でおすすめの一つは葬儀保険です。葬儀は急にまとまったお金が必要になるため、60歳から備えておくと安心です。

葬儀費用が不安の方には、葬儀保険「千の風」がおすすめです。
葬儀保険「千の風」は、家族にお金を残したい方や葬儀費用の負担を軽減したい方にぴったりな葬儀保険です。

85歳まで申込可能で、全13プランを豊富に取り揃えています。加入のハードルも低く、月々の保険料もお手頃な金額のため、男女年齢問わずお申込いただいております。

気になった方はぜひ一度資料請求をしてみてください。
詳しい商品のご案内は以下のページからご確認ください。
参考:「葬儀保険「千の風」について知りたい」

まとめ

このように、60歳からの保険選びは保障内容の十分な確認とライフスタイルに合わせた柔軟な見直しが求められます。

加入の難しさや保険料の負担など、考えるべき点はありますが、健康面や今後への不安を解消するための手段として、非常に有効な選択肢といえるでしょう。

まずは、現在加入している保険について確認してみてはいかがでしょうか。