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家族葬とは?家族葬の平均費用や流れ、香典マナーについて解説

2022.07.20

こんにちは。ベル少額短期保険の上久保です。

近年、身内や近親者のみでおこなう葬儀である家族葬が多くなってきています。

家族葬では慌ただしいなかでも比較的ゆっくりと故人をお見送りすることができます。

また、葬儀費用も一般的な葬儀より抑えられるため、家族葬を選ばれる方が増えています。

今回は、家族葬について平均費用や葬儀の流れ、香典マナーについて解説を紹介します。

1. 家族葬とは?

家族葬とは、身内や親族など少人数で執りおこなうお葬式をいいます。

故人と親しかった友人や知人、縁のある関係者などを招く場合もありますが、いずれにしても参列者の人数を抑えてゆっくりと故人をお見送りするという点に特徴があります。

家族葬は年々増加する傾向にあります。

その背景には平均寿命が伸びたことによる参列者の高齢化があるとされています。

高齢だと外出が困難になりがちであることから、無理に参列してもらうのは申し訳ない、という喪主側の配慮も感じられます。

1.1. 家族葬の範囲

家族葬というからには家族や親族だけで執りおこなわなければならない、と限定する必要はなく、故人に縁のある方を招いてお見送りするなど、参列の範囲を広げることには何の問題もありません。

家族葬には、これといった明確な定義はないため、基本的にどなたを招くのかはご遺族のお気持ち次第となります。 家族葬をおこなう場合は、どのような方とどのような形でお見送りするのが最も故人の遺志にかなうのか、その点を優先して考えることが大切になってくるといえるでしょう。

1.2. 家族葬の喪主の挨拶は必須?

お葬式では、参列者に向けて喪主が挨拶をおこなうことが一般的ですが、家族葬の場合では、必ずしも喪主の挨拶が必須であるとはいえません。

近しい方だけで執りおこなう家族葬では、葬儀に対するご遺族の意向もさまざまで、堅苦しい雰囲気では見送りたくないという考えがあったり、限られた人数の中で改まった挨拶はそぐわないという思いがあったりするケースが少なくないからです。

家族葬で喪主が挨拶するべきかどうかは、参列者との関係性やお葬式の規模で判断するのがよいでしょう。

たとえばごく少人数の会葬者であれば挨拶はおこなわない、また、遠方からわざわざ親戚が来てくれたり、故人と親しかった友人知人に参列してもらった際には挨拶をしたりする、といったように一定の基準を設けておけば迷うこともありません。

2. 家族葬の費用

2.1.家族葬の平均費用

家族葬は参列者の人数が少ないため、全体の費用は抑えられる傾向にありますが、費用がかかる項目は一般の葬儀と何ら変わりはなく、斎場代や火葬費、飲食代、返礼品代、宗教者へのお礼などについて、準備をしておくことが必要です。

相場では、一般葬にかかる費用の平均金額は149.3万円、家族葬にかかる費用の平均は96.4万円とされています。

2.2.家族葬の費用の内訳

家族葬にかかる費用の内訳は、おおよそ次のようになります。

まず、葬儀をおこなう場所代や棺や位牌などの物品代、搬送などを含む運営費などとして「斎場代」がかかります。

一日葬で30〜40万円、二日葬で40〜50万円が一般的な相場です。

次に「飲食費用」は、お通夜が終わった後に故人をしのびながら食事をする「通夜振る舞い」、葬儀の後に会葬者や宗教者への感謝を込めてふるまう「精進落とし」などを指します。

費用は弔問客や料理の品数によって変わってきます。

通夜振る舞いで一人2000〜3000円、精進落としは5000円程度が目安とされています。

葬儀によっては食事がないケースもあり、その場合は飲食費用はかかりません。

「会葬御礼」や「香典返し」などの「返礼品費用」は、参列者の人数によって変わってくるのが一般的ですが、家族葬の場合は用意しないことが多いため費用はかからないことが多いとされています。

「火葬費用」は地域によって変わり、無料から数万円まで幅があります。

このほかに僧侶など「宗教者へのお礼費用」がありますが、平均10~20万円が相場となっています。

3. 家族葬のマナー

3.1. 服装のマナー

家族葬には、ブラックフォーマルを着用して弔問するようにします。 ご遺族の希望により平服での弔問を指定されることもありますが、その場合も男性なら光沢のない黒のスーツに黒いネクタイ、黒い靴を、女性なら黒いワンピースに黒い靴を着用するなどして、心からの弔意を表すことが必要です。

3.2. お焼香のマナー

少人数の家族葬だからといってご焼香を簡略化することはできません。

家族葬のご焼香も一般の葬儀と同様に数珠を持参したうえで故人の冥福を祈り、宗派の作法にのっとって心を込めて焼香します。

ご焼香前とご焼香後には喪主やご遺族への挨拶を忘れないようにします。

3.3. 香典のマナー

3.3.1.香典は持参すべき ?

ご遺族が家族葬を希望される理由の一つに、「香典返しの手間を省きたい」というものがあります。

そのため家族葬では香典を辞退し、香典返しをおこなわないというケースが実際に増えてきています。

とはいえ、家族葬といってもお葬式に変わりはありません。

事前に香典を辞退する旨の連絡がない場合、一般の葬儀と同様に相場にふさわしい香典を持参して弔問するのがマナーとなります。 そのうえで、受付で香典を辞退する旨を伝えられた場合は、無理に渡そうとはせず、ご遺族の意向に沿って持ち帰るようにします。

3.3.2.家族葬の香典返し

葬儀をおこなえば香典をいただき、葬儀後に「香典返し」をするというのが一般的です。

いただいた香典は葬儀費用の一部に使われることもあります。

しかし家族葬は、少人数で執り行われるため葬儀費用が比較的抑えられ、喪主側に大きな負担にならないことから香典辞退をする傾向が増えつつあります。

とはいえ、香典や供花・供物を受け取った場合は、家族葬であっても一般の葬儀の時と同じように香典返しをするのがマナーです。

香典返しには、通夜や葬儀の当日に香典をいただいたその場で渡す「当日返し」と、後日におこなう「後返し」の2種類があります。

家族葬では、通常の香典より多めにいただく場合が多く、金額にも幅があるため、当日返しではなく、後日におこなう後返しの方が多い傾向にあります。 香典返しにつきましてはこちらのページで詳しく解説しております。

香典返しとは?相場の金額や品物の選び方を解説

4. 家族葬の流れ

4.1. ご逝去

入院していた方が亡くなるとまず医者から死亡診断書をもらいます。 その後、それまでにかかった入院費の支払いを確認して、退院の準備をおこないます。

4.2. ご安置

医者から死亡診断書を受け取り退院の準備が完了したら、葬儀社に電話をしてご遺体を移動させるための寝台車を手配します。 ご遺体の移送先は葬儀場の安置所とするのが一般的です。

4.3. 家族葬の打合せ

葬儀を家族葬でおこなうと決めた後は、葬儀の内容を詳細に詰めていきます。

その際に大切なのは、まず喪主を誰にするかを早急に決めるという点です。

次に、仮の葬儀日程を決めたうえで菩提寺に連絡して、スケジュールをすり合わせながら葬儀での読経をお願いすることも最優先でおこないます。

4.4.お通夜の準備

葬儀の日程が決まったら、次にお通夜の準備を行います。

まず最初に、親族や葬儀に参列してもらいたい方に訃報の連絡をします。

お通夜に必要な供物の準備、故人の棺に入れる副葬品の選定もあわせておこないます。

さらに喪服などの身支度も必要です。

汚れやほころびなどがないか、しっかりチェックします。この3点、怠りなく準備をしましょう。

4.5.お通夜

お通夜当日は、式場全体の確認をして準備漏れや不備がないかどうかの最終点検をおこないます。

いただいた供花の配置や弔電を読む順番は適切かなどの点もチェックすることが大切です。

お通夜が始まれば次々と参列者が弔問に訪れますが、何か困った点や不明な点を抱えている様子はないかどうか、常に気を配っておくことも必要です。

お通夜の開始に先立って、故人には「湯灌の儀」を施します。

「湯灌の儀」は、あの世への身支度としてご遺体をお湯で清めるというもので、濡らしたタオルやアルコールを含ませた脱脂綿で身体を拭くことで代行する場合もあります。 その後、納棺をして安置し、お通夜の場を迎えることになるのです。

4.6.葬儀・告別式

葬儀・告別式の当日は、開始前に出棺に至るまでの一連の流れを再度確認してしっかりと把握しておくようにします。

中でも、棺に入れる副葬品に漏れなどないか、最終確認をおこなっておきます。

また、火葬場までは誰が同行するのかも再度押さえておきましょう。

出棺する段階になって、移動のバスに乗れない方が出るといったことがないよう、式が始まる直前にでも同行者の意向を再度確認しておくことが必要です。

4.7.出棺

葬儀・告別式が終わると、棺を霊柩車に乗せます。

その際、喪主が位牌を持ち、近親者が遺影を持って棺に続きます。 出棺は、霊柩車を先頭に、親族が車やマイクロバスで後に続きますが、納めの儀をおこなってもらう場合は、僧侶も同行して火葬場に向かいます。

4.8.火葬

火葬場に着いたら、火葬炉に棺を運び入れます。

そして火葬をおこなう前には僧侶の読経による納めの儀をおこないます。

火葬には大体1時間前後かかり、その間は控室などで待機します。 火葬が終わると同行者が順番に骨を拾い、骨壺に納めていきます。

4.9.精進落とし

火葬が終わり、骨壺に骨を納めた後は、参列してくれた方々への感謝も込めて精進落としをふるまい、故人をしのびます。

一般的に葬儀会場に戻っておこないますが、レストランなどに場を改めておこなう場合もあります。 しかし、家族葬の場合は改まった形での食事会は行わず、その場で解散するというケースもあります。

5. 家族葬のメリット

5.1. 故人とのお別れの時間を多く取れる

家族葬では、遺族が参列者の対応に追われて慌ただしく立ち振る舞わなくてはならないということがありません。 親しい方だけの家庭的な雰囲気の中で、最愛の故人とゆっくりとお別れの時間を過ごせます。

5.2.葬儀関係者への対応に追われにくい

家族葬は少人数で小規模におこなわれるため、参列者への挨拶をはじめ、宗教者や会葬者への気配り、香典返しの手配や、手伝ってくれた方への挨拶回りなどといった雑事に追われることなく、故人をしのぶことができます。

5.3.費用が比較的安い

家族葬は、参列者の人数が少ないという点が一般の葬儀には見られない特徴です。

そのため、葬儀全般にかかる費用も比較的抑えられ、準備から火葬まで、葬儀にかかる一連の流れに要する時間も削減できるという点にメリットを感じられます。

6. 家族葬のデメリット

6.1.友人知人が参加できない可能性がある

家族葬は親族を中心に人数を絞っておこなう葬儀であるため、故人の友人や知人の中には参列できない方も出てきます。 そのため、亡くなったことを後で知った方の中には「なぜ知らせてくれなかったのか」「なぜ参列させてくれなかったのか」などと、家族葬に不満を持つ方が出てくる可能性もあります。

6.2.香典の額が少なくなる

家族葬は小規模で行い、参列する方の人数も限られるので、全体にかかる葬儀費用は抑えられるものの、その分いただける香典の総額も少なくなる場合があります。

6.3.弔問への対応に追われる

家族葬は、人数を絞っておこなうため訃報に触れる方も限られます。

そのため、葬儀後に亡くなったことを知った友人知人の中には、後日弔問に訪れるという方もいるでしょう。 その場合は、突然の弔問客に対応したり、いただいた香典や供物に対してお返しをしたり、葬儀とは別途で手間と費用が発生する可能性が生じてきます。

7. まとめ

今回は、家族葬について平均費用や葬儀の流れ、香典マナーについて紹介をしました。

葬儀をおこなう際は家族葬にすることで故人との最期の別れを悔いなくができるでしょう。

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家族葬に一般的にかかる費用である約96万円も、葬儀保険「千の風」で備えることが十分にできます。

少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。

ここまでご覧いただきありがとうございました。