少額短期保険(ミニ保険)とは?メリット・デメリットもわかりやすく解説

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葬儀保険「千の風」のコラムのページをご覧いただきありがとうございます。

少額短期保険(ミニ保険)とは保障内容がわかりやすく、掛金もリーズナブルな点から注目されている保険商品です。

本記事では、少額短期保険(ミニ保険)とはどういったものかを見ていきます。

少額短期保険(ミニ保険)とは

少額短期保険とは保険金額が少額で、さらに保険期間も短期間であることが特徴です。
保障内容がシンプルでわかりやすく、掛金もリーズナブルな点から注目されています。

死亡保険・医療保険だけではなく、ペット保険やスマートフォン保険など独自商品も多数販売されており、多くの方に認知されています。

少額短期保険(ミニ保険)と一般の保険の違い

少額短期保険は損害保険や生命保険や医療保険に比べ、保険期間が短いのが特徴です。

保険期間が1年のものが多く、これ以上の保険期間を希望する場合、毎年、または2年に1回更新しなければなりません。

これに対して一般の保険は保険期間に上限はありません。病気やけがに対して一生涯保障される保険も多数あります。

保険金額の上限の違い

少額短期保険は保険期間だけではなく、保険金額にも上限があります。死亡保険では上限300万円、医療保険は80万円、疾病等などを原因とする重度障害保険は300万円、傷害を原因とする特定重度障害保険は600万円、損害保険は1,000万円、低発生率保険は1,000万円です。

一般の保険会社では、このような保険金額の上限はありません。手厚い保障が必要でなければ、少額短期保険が向いているといえるでしょう。

少額短期保険(ミニ保険)のメリット

保険料が安い

少額短期保険は保険金や保険期間が短いため一般の保険と比べて保険料が安く、保険料をできるだけおさえたい方に適しています。

例えば50代女性が月々約500円で入れる保険もあります。
ただ、掛金が安いだけに受け取れる保険金が少額になること、また年齢や性別によって掛金が変わる点には注意が必要です。

持病がある方も加入できる場合がある

少額短期保険には、持病や既往歴がある方でも加入できる商品があります。糖尿病などの慢性病で毎日薬を飲んでいる、がんなどで手術を受けたことがある、持病で通院している方でも不安を軽減することができます。

ただし、持病やがんの既往症があると、掛金が割高になるケースがほとんどですが、「保険に入れない」という不安を軽減できる点は、安心できるポイントになります。

豊富な商品を提供している

少数ニーズにこたえるために、多数の保険商品があるのも少額短期保険の特徴です。

例えば葬儀保険や弁護士費用保険・ペット保険・家事代行費用保険など、多くの商品があります。

一般の保険ではカバーしきれない部分まで保障できる、ユニークな商品が提供されています。

賃貸住宅だけを対象に、家財保障・災害修理費用等保障などに特化した保険もあり、ニッチなニーズにきめ細かく対応している点が魅力です。

加入済みの保険の補完として活用できる

少額短期保険は、すでに加入している保険を補完する目的で活用できます。すでに医療保険に加入していたとしても、子どもが小さいうちは少額短期保険で補完する、屋外の作業が多いので熱中症に備えるために少額短期保険に加入するなどの方法があります。

最近は水害や地震などのリスクが高まっているため、一般的な地震保険だけではなく、少額短期保険の火災保険(家財保険)に加入するケースもあります。

少額短期保険(ミニ保険)のデメリット

生命保険料控除の対象外であること

少額短期保険は生命保険料控除の対象外となっています。そのため保険料を払い込んでも、年末調整や確定申告で保険料控除は受けられません。

一般の生命保険の場合は保険料控除を受けることができるため、所得税や住民税の負担が軽減されます。

かけ捨て型の保険に限定される

少額短期保険では貯蓄型保険の商品が販売されていません。そのため、解約時や満期時に解約返戻金や満期保険金を受け取ることができないのがデメリットです。

掛金が安いため、最初にかけ捨てでよいか検討する必要があります。
保険と同時に積み立てで将来に備えたい方は、一般の積み立て型保険(養老保険、年金保険、学資保険など)を検討するとよいでしょう。

保険契約者保護機構の保障が受けられない

少額短期保険は保険契約者保護機構の保障が受けられないため、少額短期保険を扱う保険会社が破綻した場合の保障がありません。

一般の生命保険会社や損害保険会社では、保険契約者保護機構制度に加入しており、保険会社が破綻しても保険金の支払いや保険契約の移転を保障しています。

ただ、少額短期保険会社には供託金制度があり、万一の際にはこの制度で利用者を保護します。

少額短期保険事業者は事業を開始する前に、国に対して最低1,000万円の供託金を預けています。

事業が破綻したときはこの供託金が利用者保護に使われます。

保険金額や保険期間が決まっている

保険金額や保険期間に制限があるため、加入前に確認しておくことが大切です。
毎年更新通知書を受け取り保障の内容を確認し、保障内容に変更があれば事前に通知する必要があるなど、保険商品によって異なるため注意が必要です。

また、保険金にも上限があるため、事前に確認し、自分にあった保険商品を選択しましょう。

少額短期保険(ミニ保険)の種類

葬儀保険・死亡保険

葬儀保険・死亡保険は「万一の際に家族へお金を残しておきたい」方に向いた商品です。

死亡した場合に支払われる保険金には上限がありますが「自分のお葬式代は自分で準備したい」のような考えを持っている方にはおすすめです。

支払われた保険金の使い道に制限はなく、お葬式やお墓の費用、残された家族の生活費などに充てることができます。

ペット保険

飼っているペットがケガをしたり、病気になったとき、治療費(通院)や入院費用、手術費用を一定範囲で保障します。

ペットにかかる医療費は全額自己負担となり、検査や治療、手術をおこなうと高額な医療費が請求されることがありますが、ペット保険に加入することで高額医療費の負担を抑えることができます。

火災保険(家財保険)

火災保険(家財保険)は、テレビや冷蔵庫・洗濯機などの家電や、衣類・食器・ゲーム・パソコンなどの身の回りの品にかける保険です。

これら家財が水害や火災、地震、盗難、雷などで損害を被った場合、保険金を受けとることができます。

万一の際に家財保険を上乗せして保障を手厚くしたい方におすすめです。

医療保険・がん保険

医療保険・がん保険は、病気やケガでの通院や入院、手術に対して保障が受けられる保険です。

がん保険はがんに特化した保険で、がんの通院や手術、入院に対して保険金が支払われます。

がん保険のなかにも先進医療に対して保障できるものや、がんと診断された時点で一時金が受けとれる保険などさまざまな種類があります。

スマートフォン保険

スマートフォン保険に加入すれば、スマートフォンやタブレットが水没、破損、盗難されたときに保険金を受け取ることができます。

スマートフォンやタブレットの修理費は高額になる傾向があり、修理費用を保障するためにはかなり有効です。

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参考: 葬儀保険「千の風」について知りたい

まとめ

少額短期保険(ミニ保険)とは、少額の保険金でリスクに備える保険です。手頃な金額で保険に加入でき、持病があっても加入できる場合がある点は大きな魅力です。

メリットとデメリットをよく知ったうえで、納得できる保険商品を選びましょう。