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葬儀の種類 [ 動画 ]

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葬儀の種類

葬儀にはいくつかの形式があることをご存じですか?

葬儀には、一般葬・家族葬・一日葬・直葬・社葬やお別れ会など様々な形式で故人を送り出す方法があります。

自分が生きている内に行う葬儀の形式である「生前葬」も話題になっています。

今回は葬儀の形式と選び方に関するお話をしていきます。

葬儀の種類は一般的に4つある形式から選ぶことが多いです。

通夜・葬儀・告別式のお葬式で、参列者は知人・地域の方・職場の方など幅広く集まったお葬式を「一般葬」と言います。

「一般葬」のうち、参列者は親族や親しい近親者のみのお葬式が「家族葬」と言われている様です。

お通夜を行わずに葬儀・告別式だけを一日で行うお葬式を「一日葬」と言います。

宗教儀式のない、火葬のみのお別れを「直葬・火葬式」と言います。

それぞれどのような特徴があるのか確認していきましょう。

【一般葬】

一般葬は葬儀の種類が増えたため、「従来のお葬式」を表すために使われるようになりました。

参列者は親族や親しい近親者のみだけでなく、友人や仕事の関係者、ご近所の方など多くかたに故人が亡くなったことを伝えて大規模に執り行う葬儀のことです。

多くの場合、1日目にお通夜、2日目に葬儀式・告別式と火葬を行います。

50名以上の参列者を見込む場合は一般葬がよいでしょう。

参列者の多さなどから一般葬は費用が大きくなる傾向ですが、しっかりと送り出すことができることから多くの方に選ばれる形式の葬儀になっています。

多くのかたに故人が亡くなったことを伝えるので、葬儀後は自宅への弔問が多い傾向にあります。

家族葬など規模の小さなお葬式の方が、弔問客は多いと思われるかもしれませんが、家族葬などは案内をする人も限られているため、弔問客も少ないとみられます。

しかし、後に知った故人と親しかった方からの苦情を頂く事もあるようです。

故人に関係していた人たちに見送ってほしい場合は「一般葬」がおすすめです。

【家族葬】

故人をよく知る人たちと落ち着いてお別れができるので、近年需要が伸びている形式になります。

家族葬といっても家族しか参列してはいけないということはありません。

近親者以外に20名~30名の参列者を見込む場合は家族葬や一般葬がよいでしょう。

一般葬と同じで1日目にお通夜、2日目に葬儀式・告別式と火葬をします。

家族葬は費用もある程度おさえられて、喪主や家族のかたも知っている人たちとゆっくりと送り出すことができることから「いい葬式だった。」と思われることも多い形式の葬儀です。

家族葬は家族しか参列してはいけないということはないので、参列者が少ない場合は「家族葬」を選ぶのもよい選択です。

【一日葬】

時間を短くすることで遺族の負担を軽くするという点と、通夜は行わず葬儀・告別式は昼間の時間で行われるため遠方からの参列者が日帰りできるという利点があります。

親戚よりも小さい範囲である家族や身内のみで葬儀を行うときにも一日葬はおすすめです。

しかし1日で葬儀のすべてを終わらせるため、どうしても慌ただしくなったり、しっかりとお別れができなかったとなる可能性があります。

急逝された方の葬儀などで選択する場合は十分注意して決めてください。

【直葬・火葬式】

お通夜・葬儀・告別式を行わないシンプルな儀式で、亡くなった後に火葬場へ移動して火葬を行います。

葬儀費用が安いので、近年選ばれる方も多い形式になります。

高齢で亡くなり参列者が少ない場合にも直葬や一日葬が選ばれる傾向にあります。

生前の故人の意向、年齢、交友関係や仕事の有無などによってどの形式で葬儀を行うとよいか変わってきます。

葬儀費用や時間、ご遺族の負担を軽く直葬や一日葬に目がいきがちですが、故人との最期のお別れの機会です。

後悔のないお見送りができるようにしたいものです。