コラムColumn

ベル少短かわら版

ベル少短 かわら版 VOL.3

2020.05.12

《樒》( しきみ )はどうして仏の花として供えられるのか?

死者の枕元や祭壇に供えられる樒の葉の形は青蓮華に似ていることから樒の葉は葉といわず花と称し、仏の花としてお供えされます。
また、樒は水の浄化作用があり香木でもありますが、そのにおいを狼が嫌うことを利用して、死体を狼から守るために墓地に植える習慣が古くからあり、これが葬儀にとりいれられるようになりました。
この木の皮や葉を乾燥させて粉末にしたのが抹香です。
樒は関西地区の葬儀には欠かせないものです。
しかし近年では家族葬の増加などにより自治体が葬儀に関わることが減り、樒を飾ること自体が減っています。

お寺の呼び方いろいろ

「寺」の起源はインドにあります。インドの雨季に出家者たちが住んだ 仮小屋を「精舎」といい、これが後に寺院伽藍へと発展していくのです。中国では外国の使臣を接待する役所を寺と称しましたが、後漢明帝の代にインドからやってきた二人の仏教僧を白馬寺に住まわせた時から、仏教の 道場を指して寺と呼ぶようになり、日本では僧尼が、居住して布教や仏道修行をする場所を、仏寺、僧寺、伽藍などと呼んでいます。
「院」とは垣をめぐらした建物の意です。中国では初め官舎の名に用いましたが、その後、僧尼の住居を僧院といい、書院と区別しました。
後代には寺とほとんど同義に用いられるようになりました。
「庵」とは人里離れたところに建てた仮小屋をいいますが、庵寺、庵主といった場合、今日では、尼寺、尼僧をさして呼ぶようになりました。
寺はもと山中にに建てられ、その所在を示す意味で何山何寺と山号がつけられています。
「開山」とはその寺院の創立者、開祖をいい、「開基」とはその寺を新しく作った人をいいます。

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